めっきについて
身の回りには数えきれないほどのめっき製品があります。
当社の製品も、F1レース用自動車の部品、列車の部品、医療用部品など幅広く、
「え、こんなところにも!?」と驚かれるほどです。
身近な生活の中にあふれるめっきの基本を紹介します。
めっきの役割
めっきは、ものの表面を金属でコーティングすることです。かつては錆を防ぎ、見た目をきれいに保つ目的で施されていましたが、現在は素材の性能を高めるのが主目的です。
めっきの種類によって違いますが、各製品へめっきで高められる性能にはおもに以下のようなものがあります。とくに防錆性と防食性はめっきの第一の目的です。
防錆性 | ……… | 錆を防ぐ |
耐食性 | ……… | 腐食を防ぐ |
耐摩耗性 | ……… | 摩擦に強くする |
導電性 | ……… | 電気を通しやすくする |
離型性 | ……… | 粘着を防ぎ、型から離れやすくする |
これ以外にも、鉄のかわりにアルミにめっきを施せば製品の軽量化を図れます。また、めっきは再加工ができるので金型などの寿命を延ばすことができ、SDGsにもつながります。

生活の中のめっき
私たちの生活の中にはめっき製品があふれています。身に着けているものだけでも、時計の部品、眼鏡のフレーム、カバンの留め具など。家の中を見渡せば、家電や照明のめっき加工部品を確認できるでしょう。今見ているスマホやパソコンなどのデジタル機器の部品にも、めっき加工が施されています。
当社が得意とするめっきの一つが、ガラス製品の金型へのめっきです。コンビニの瓶ジュースや居酒屋のビールジョッキにも当社の技術が生きています。また、F1自動車や新幹線の部品、一般機械部品なども扱っています。
